2025年10月14日、Windows 10 のサポートがいよいよ終了です。Windows11は搭載CPUで明か行くな足切があり対応CPU(インテルでは基本的に第8世代以降)でないとインストールできません。
しかし、2024年7月にリリースされた更新プログラム KB5062649(非セキュリティプレビュー)を適用したところ、Windows 10 で拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)が有効化され、延長されたサポートの登録画面が表示されるようになったという情報がちらほら。試してみる事にしました。
そもそも「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」とは?
ESUとは、Microsoftが公式に提供する有料の延長セキュリティ更新プログラムです。企業向けを想定していてWindows10(などのサポートが終了する)環境でのみ動作するソフトウェアおよび対応周辺機器を使用するための延命策です。
通常、2025年10月14日でWindows 10のサポートは終了しますが、ESUに登録するとさらに延長してセキュリティパッチを受け取ることができます。これが一般ユーザーにしかも無料で提供されるのは異例の事です。
「Windows バックアップ」で設定をクラウドにバックアップする事が条件になります。

KB5062649適用で見られた変化
- サポート終了の警告とESU登録案内が表示される
Windows 10 に「サポートは2025年10月に終了します」という警告が表示され、「拡張セキュリティ更新プログラムに登録して、セキュリティを維持しましょう」という案内が登場。 - 拡張セキュリティ更新プログラムが「追加料金なし」と明記。これはWindows 10設定のバックアップを行っているPC限定の特典のようです。
Microsoft RewardsというBing検索などを使い貯めることができるポイント1000ポイントを使ってもESUの使用権が得られるようですがバックアップ設定をした方が早いと思われます。 - 登録後、ESUが2026年10月13日まで有効に
登録ボタンを押すと、2026年10月13日まで有効と明記された画面が表示されました。ESUによりサポート期間が1年延長されるようです。 - 登録状態がアカウントに紐づいて管理されている
Microsoft アカウントに紐づいてESUが有効化された状態が確認できる。このPCで使用しているマイクロソフトアカウントは企業用アカウントなどではなく無料で取得できる@outlook.jpです。つまり完全無料でESUが使用できる状態になっています。 - OneDriveも使わないといけないの?
このPCはOneDriveをアンインストールしていますが問題なく登録できました。マイクロソフトの説明通り設定のみをバックアップすれば大丈夫みたいです。




以上、非セキュリティプレビュー(KB5062649)適用後に表示されたESUについてのお話でした。プレビューをあわててインストールする必要はありません。8月の定例アップデートで同機能の配信がされるはずですし2025年10月14日まではサポートが残っています。
またESUが有効でも、「OSの進化が止まる」点は変わらないので、あくまで一時的な延命手段として考えるべきです。無料のESUは1年で終了予定ですので、それまでにWindows11非対応CPUを使っている方は買い替えなどを検討しましょう。そういえばWindows12ってどうなったんですかね???
まとめ
KB5062649の適用がトリガー
OneDriveで設定をバックアップ
(ファイルのバックアップは使わなくてもいい)
2026年10月まで延長可能
(あくまでも延命早めに次の検討を)
条件次第で追加料金なし!
今後の公式情報に要注目!
参考:KB5062649